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ただいま、渋谷から帰って、自宅待機中。
夜にまた出かけます。渋谷・・・!!
ハイテンションツートップに会ってくるYO!!

昨日は慌ててたので、中途半端に終わってしまいました。
眠たくなるまで続き書きます・・・。また中途半端に終わっても笑って許して。



「それ、あたしも知ってる! 実物まだ見てないけど」

「えーっと・・・それは・・・その・・・」


今度は写真屋の息子が困る番だった。


「おーぶっさん、この女誰? 木更津の女?」


カウンターに放ったままだった雑誌をマスターがめくりながら聞く。


「・・・木更津にガイジンの女はいねぇだろ」

「そういう女使うくらいなら、あたしがやったっての!」

「マジで? お前ぶっさん好きなの?」


思わず言ってしまったあたしに、アニがすかさずツッコんできた。


「えーっと・・・その・・・」

「よし! じゃあお前と俺で写真集出すか!」

「うん!・・・ってなんでマスターと!」


助かったと思って返事をしたら、全然見当違いだった。
カウンターごしにマスターに両肩をつかまれそうになって、思わず後ずさり。


「だってこいつらばっかずりーじゃん。
俺も出してぇんだよ、写真集!!」

「じゃあ、俺が撮ってやるよ、ウチで。」


アニがそう言うと、カウンターから身を乗り出して、
唾が飛ぶ勢いでマスターがまくし立てた。


「それじゃつまんねぇんだよ!
スタジオ飛び出しちゃいました!くらいの勢いで、
木更津の海辺でスッパダカでイェー!!みたいな」

「・・・わけわかんないよ、それにあたしがセットっていうのは嫌だかんね」

「なんだよノリ悪ぃな」

「ノリとかじゃなくて、マスター妻子持ちじゃん!やだよ金ツマは。」

「よし、じゃあ俺プロデュースでミスター木更津写真集出す。」


マスターはジョッキをドンとバンビの前に置いた。


「はぁ?! なんで俺!?」

「確実に売れるじゃん。俺、儲けて店改装したいし」

「あ、じゃああたしも手伝う! 欲しい財布あるんだ」

「じゃあ俺、撮るから! うち写真屋だし」

「んー、じゃあうちで髪セットしてやるよ」

「え、と・・・う、ううう、うちのいえで!しゃしん!」

「勝手に話進めんなよ!!」


いつの間にかうっちーが加わっていた。
出されたジョッキのビールを一気飲みすると、バンビは勢いよく立ち上がった。


「あのポスターだけでも苦労したんだかんな!
俺、そういうので儲けたいとも思わないし、儲かんないし!
悪ぃけど、マスターたちだけでやって。」


じゃあな、と言うとそのまま野球狂から出て行ってしまった。


「・・・なんだよ、相変わらずノリ悪いなー」

「だから重いって言われんだよ」

「ミスター木更津写真集、売れるのに・・・」

「俺が撮るのに文句あんのかよ」

「・・・・ばか!」
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