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南さんと一緒に木更津にステッカーもらいに行ってきました。
無事にぶっさんをゲット・・・ゲット・・・(泣)
惚れすぎだよ、ぶっさんッ!! あんた惚れすぎ!!
とブルーになってみた・・・ブルー・・・アバレブルー・・・(え)

そして、パイレーツオブカリビアン観ましたさ!!
私は観るより先に、アバレパンフレットと一緒にパンフ買っちゃったけどね!
初っ端からキャッツのCMで大興奮です。
キャーキャー2人だけ騒いでました(笑)
可愛いよ・・・なんだよあれ・・・可愛すぎるよ!!


パイレーツオブカリビアンはずーっとジョニー・デップに釘付け。
ジャック・スパロウかっこいい・・・
なんなんでしょうあの人。クネクネしてるくせにかっこいいんだよ・・・!!
この人の声が吹き替えだとサンジさんなんでしょう!?
どうすんのこれ! 私死ぬ!!(断言)
この前、東京DLに行った時、友だちが真っ先にカリブの海賊に乗った気持ちがわかった。
確かにこれ観た後は乗りたくなるわな。
つーかジョニー・デップな。

観終わった後、ジャックで名前変換書きたいとまで思ってしまいました。


さて。
ダラダラと2転3転しつつ続いている暴レネタですが。
木更津でネタをみつけたので、また方向変わります。
さらに終わりそうになくなってきました。
どうやってオトそうかな・・・(遠い目)



「やっと起きたか・・・」

「凌駕さん・・・あたし寝ちゃってたのか・・・」


目を開けたら幸人さんの姿をした凌駕さんがいた。


「お前、何言ってるんだ。俺は三条幸人だ」


確か、幸人さんと凌駕さん、あたしと舞ちゃんが入れ替わって・・・
それからあたしと仲代さんが・・・ってこれは夢で・・・
てことは、今までのは全部夢ってこと?!


「・・・変な夢。」

「お前『トリノイドを連れてくるか倒すか早くしろ』と寝言で喚いていたな。
倒したぞ、あのトリノイド」


トリノイドを倒した・・・?
夢ではないと?!


「俺も、凌駕も、舞も、お前も、元に戻ったんだ」


周りに鏡がないので、とりあえず自分の手の平を見た。
明らかに、舞ちゃんのそれとは大きさが違う。
安心して、思わずため息が出た。

幸人さんと凌駕さんが入れ替わっていたのは、もうしばらく見ていたかったけれど。

起き上がって、座敷の畳の上に座ると、
先に立ち上がった幸人さんに肘をつかまれて、無理矢理立たされた。


「起きたのなら行くぞ」

「どこにですか! ・・・ていうか、皆さんどこいるんですか?」

「いいから黙ってついてこい」


そのまま幸人さんの青い車に乗せられてしまった。
黙っていろと言われたので、大人しく何も聞かず喋らず助手席に座っていた。

着いた場所は。


「・・・教会?」


誰もいない、閑散とした教会の入り口でボーッと突っ立っていると、
またしても幸人さんに腕をつかまれ、半ば引きずられるように中へ連れて行かれた。


「いい加減説明してくださいよ。あたし今、寝起きで頭の中ごちゃごちゃなんですけど」


幸人さんはあたしの方を向いた。


「式を挙げるぞ」


いきなりそんな簡潔に言われても、寝起きの頭では処理が追いつきません。
なんとか幸人さんの台詞を認識できたので、質問。


「誰と誰の?」

「俺とお前のだ。他に誰がいる?」


・・・仰る通りです。
いや、でも。


「なんでまた急に・・・
も、もしかして今のプロポーズと受け取ってもよかと?!」


興奮しすぎて九州訛りが。最近らんるさんのがうつってるみたいです。


「ち、違う! 勘違いするな・・・」


あたしに背を向ける幸人さん。
勘違いするなと言われても・・・そんなこと言う前に説明しろよ。
あぁ、寝起きで口調も荒れてます。


「じゃあ何なんですか!」

「お前がなかなか起きなかったのが悪い!
このままだと予定の時間に間に合わない・・・早く向こうで着替えて来い!」


まったくわけがわからない。
プロポーズされたかと思えば、否定されるし、
なんだか知らないけど全部あたしのせいにされてるし・・・

渋々、用意されていたウェディングドレスに着替えようと別室に入った。


「ら、らんるさん?!」

「しーっ静かに。」


部屋にはらんるさん、凌駕さん、アスカさんまで。
なぜか皆さんそろって、コスプレ中。


「らんるさんのはウェディングドレスで、アスカさんはタキシード。
凌駕さんのそれは・・・」


ダテ眼鏡をかけた凌駕さんは笑顔で言った。


「俺は神父!」


なんだ、一通りそろってるじゃん。
あたしが着替える必要ないよ? 花嫁さんもういるし。

ウェディングドレスを抱えたまま立っていると、
らんるさんがドレスの裾を持って、こっちに近づいてきた。


「あのね、実は私たちの式、失敗しちゃったの」

「アスカさんと結婚?! お、おめでとうございます。あれ、でも失敗って?」

「・・・もしかして、幸人さんから何も聞いてない?」

「はい」


あたしが思いきり頷いたのを見て、3人は顔を見合わせた。
そして、急にニヤニヤ笑いだした。

なんなんだ、この人たち・・・!!



結局、らんるさんに着替えを手伝ってもらって、
あたしはウェディングドレスを着ることになった。
3人は、幸人さんにはここにいる事は黙っていて欲しい、とだけ言われた。
あとは何も説明してくれない。幸人さんが説明してくれるの一点張り。

だからその幸人さんが説明してくれないんだっつーの!!

なんで式を挙げる必要があるの?

嫌な予感がして、少し緊張しながら、幸人さんの元へ。



「いいか。結婚式を挙げているフリをしろ。
中途半端な気持ちでやると失敗する。本気でやれ。」

「だーかーら! 説明してくださいってば!」


タキシード姿でかなり格好いい幸人さんと、
ウェディングドレス姿でヴェールを頭にかぶっているあたし。
傍からみれば、完璧に式を挙げるカップル。

しかし小声でかなり揉めてます。


「何かあったら、これを押せ」


急に手を握って離したと思ったら、
あたしの手の中に、小さな四角い物体を残していった。
こっそり目線を下げて、手の中のモノを見ると、スイッチのようなものがついている。

わかんないことだらけで、いい加減聞く気も失せたので
何も聞かずに受け取った。



バージンロードを幸人さんと腕を組んで歩く。
これだけでも嬉しいことなのに、さっきから納得のいかないことばかりだから
あたしは不機嫌極まりない。自然と眉間にもシワが。


「そんな不機嫌な花嫁がいるか。
俺が相手で不満なのか? あと少しだ我慢しろ」


こんな状況じゃなかったら、不満も何もありません。
幸人さんが相手でこれが本番なら、泣けます。

そう思って、幸人さんの顔を見たら、
なぜか微笑っていた。

それを見たら、今まで機嫌が悪かったのがウソのようにどっかに飛んでいって、
あたしもつられて微笑った。
あたしはやっぱり幸人さんに弱い。








立ち止まって、向かい合わせになる。
幸人さんがそっと、ヴェールを後ろにやって、目が合う。

両肩に、幸人さんの手の重みを感じた。
整った幸人さんの顔がゆっくり近づいてきた。
これ以上幸人さんの顔を直視していたら死ぬと思ったので、目を閉じた。


「幸人さん! そことは別の場所で次元の扉反応です!!
私たちは先に向かいます!」


ブレスから声が聞こえて、びっくりして目を開けたら、
目の焦点が合わないくらい目の前に幸人さんの顔があった。


今の声は誰だ。アスカさんか?
・・・後で仕返ししてやる・・・!!


「・・・トリノイドは引っかからなかったか・・・!」


すぐに身体を離して、走って行った幸人さんの去り際の呟きをあたしは聞き逃さなかった。


「ト、ト、トリノイド?! なんですかそれ聞いてないですーッ!!」


あたしの叫びは虚しく教会にこだました。





すべて1から説明してもらえたのは、
トリノイドを倒した皆が恐竜やに戻ってきてからだった。



「お前が囮になって連れ去られていれば
もっと早くトリノイドのアジトがわかるはずだった。
向こうが上手く行っていれば、らんるもそこにいる予定だったしな」


らんるさんはあたし達がいた教会にいましたが。
失敗ってそういうことだったんだ。

そういうことですか。あたしの気持ちは無視ですか。
ちょっとでも喜んだあたしはバカですか!


「本っ当にごめん!
でも、囮にしようって言い出したの、三条さんなんだよ。
ねぇらんるちゃん?」


両手を合わせて、すごく申し訳なさそうに謝る凌駕さんは
横にいたらんるさんに同意を求めた。


「そうそう。『俺は花婿役をやってやる。
そうしたら花嫁役は・・・あいつにでもやらせろ』って!
ねぇアスカさん?」


腕を組んで、幸人さんの真似をするらんるさん。


「そ、そうですよ! だから私達は2人にお任せして別の場所で・・・」

「お前ら何を勝手に・・・!」


正直、そんなことどうでもいいんです。

あたしが腹立ってんのは、

乙女心を踏みにじられたのと、

幸人さんとの貴重なチュウを邪魔されたこと!!


でも、しきりに謝る3人を見たら、怒る気も失せてしまった。
結果的には、何も危険な目にあっていないし、
むしろオイシイ思いをしたと思おう。

レッツ・ポジティブシンキング。


「・・・今回が失敗なら、今度は失敗しないようにして下さいね。
間違ってもチュウする直前に花嫁を置いて逃げるようなことはしないように。」


そう幸人さんに言って、あたしは何事もなかったかのように、
奥の座敷で本を読み始めた。

ざわめく店内。その様子をそっとうかがって楽しむあたし。
幸人さんが、からかわれるのが嫌いって事くらい知ってるんだからね。




中途半端に終わってみる。
つーかギブ!ギブ!!
もう無理!!
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